月刊あんどりゅーくん(2月号)
「一月は往ぬる、二月は逃げる、三月は去る」というわけで一月はいぬってしまいました。 いぬるってなんとなく意味わかるけどなんでしたっけこれ。
【往ぬる/去ぬる(いぬる)】 (元のいたところへ)帰る、(本来の場所へ)戻っていく、過ぎ去る、去る 【いぬ】のナ行変格活用連体形
ナ変!
【ナ行変格活用】 未然形-な 連用形-に 終止形-ぬ 連体形-ぬる 已然形-ぬれ 命令形-ね
この活用をするのは「死ぬ」「往ぬ(去ぬ)」の二語のみだそうです。 ナ変、積極的に活用していきましょう! というわけで、今月もリリース情報と知恵袋です。
リリース情報
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- LCMC 1.1.2
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- Pacemaker Cloud 0.6.0
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- libqb 0.9.0
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- Corosync 2.0.0(リリース予定)
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- DRBDのバージョンについて
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- LCA 2012のレポート
1. Announce: LCMC 1.1.2 / Pacemaker, DRBD, KVM GUI
LCMCのversion 1.1.2が1月4日にリリースされました。
LCMCは、クラスタの状態を表示するためにPacemakerのptestコマンドを使用していたのですが Pacemaker 1.1系ではptestコマンドが廃止され、crm_siumulateコマンドが導入されました。 crm_simulateコマンドは開発途中であるため、glibのバージョンによっては コマンドの実行中に突然クラッシュしてしまうこともあるようです。 ただし、ptestとcrm_simulateが共存しない環境 つまりPacemaker 1.0系もしくはPacemaker 1.1系の単一環境においては crm_simulateのクラッシュは報告されていないようです。 ptestの機能はcrm_simulateに引き継がれているので 機能的なデグレードは発生していません。
また、現段階ではあくまで「実験的な実装」なのですが、リモートホストに対してcrm shellを実行できるようになったようです。 実際に試したわけではないので、たんなる想像なのですが、 ホストのアイコンをクリックするとcrm shellのポップアップが表示されたり ペインが切り替わったりするとかそういう感じなんですかね? Rastoさん曰く、「機能が安定するまでは、デフォルトでdisabled(使用不可)にしようと思ってたけど experimental(実験的)って但し書きをつけとけばびびって誰も使わないかなと思って、デフォルトで使えるようにしてみた」 ということなので、勇気のあるかたはクリッククリック!
2. [ANNOUNCE] Release of Pacemaker Cloud 0.6.0
Pacemaker Cloudのversion 0.6.0が1月25日にリリースされました。
追加された機能の一覧
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OpenStackとの連携機能を追加しました。
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パッケージを分割しました(詳細は後述)。
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assemblyにUbuntuのサポートを追加しました
現在サポートされているOSはFedora 14, 15, 16, RHEL 6.1, Ubuntu 10.03です。 現在サポートされているアーキテクチャはx86_64のみです。
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WordpressとMySQLのデモンストレーションを追加しました。
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イベント実行時に出力されるメッセージを改善しました。
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assemblyの生成時にsshのキーを追加しました。
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故障回復からのエスカレーション機能を実装しました。
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いくつかのバグを修正しました。
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パフォーマンスの改善をおこないました。
パッケージの分割について メーリングリストにこのような提案がポストされたことがありました。 Pacemaker Cloudはaeolus, libvirt, openstack, ovirtとの連携を目指しているのですが ぞれぞれのパッケージに依存するコンポーネントは別々にインストールできるようにしたいというのが提案の主旨です。 上記の提案がいよいよv0.6.0に取り込まれたようなので、Fedora 16でRPMをつくってみました。
# cat /etc/fedora-release
Fedora release 16 (Verne)
# uname -a
Linux fedora16 3.1.9-1.fc16.x86_64 #1 SMP Fri Jan 13 16:37:42 UTC 2012 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
# yum-builddep pacemaker-cloud
# git clone http://github.com/pacemaker-cloud/pacemaker-cloud
# git checkout v0.6.0
# ./autogen.sh
# ./configure --prefix=/usr --localstatedir=/var --sysconfdir=/etc
# make rpm
Wrote: /home/ikedaj/pacemaker-cloud/pacemaker-cloud-0.6.0-1.fc16.src.rpm
Wrote: /home/ikedaj/pacemaker-cloud/x86_64/pacemaker-cloud-0.6.0-1.fc16.x86_64.rpm
Wrote: /home/ikedaj/pacemaker-cloud/x86_64/pacemaker-cloud-debuginfo-0.6.0-1.fc16.x86_64.rpm
Wrote: /home/ikedaj/pacemaker-cloud/x86_64/pacemaker-cloud-core-0.6.0-1.fc16.x86_64.rpm
Wrote: /home/ikedaj/pacemaker-cloud/x86_64/pacemaker-cloud-libvirt-0.6.0-1.fc16.x86_64.rpm
Wrote: /home/ikedaj/pacemaker-cloud/x86_64/pacemaker-cloud-openstack-0.6.0-1.fc16.x86_64.rpm
あ、ほんとだ。なんか増えてる。 ちなみにv0.5.0はこんな感じです。
# git checkout v0.5.0
# ./autogen.sh
# ./configure --prefix=/usr --localstatedir=/var --sysconfdir=/etc
# make rpm
Wrote: /home/ikedaj/pacemaker-cloud/pacemaker-cloud-0.5.0-1.fc16.src.rpm
Wrote: /home/ikedaj/pacemaker-cloud/x86_64/pacemaker-cloud-0.5.0-1.fc16.x86_64.rpm
Wrote: /home/ikedaj/pacemaker-cloud/x86_64/pacemaker-cloud-debuginfo-0.5.0-1.fc16.x86_64.rpm
せっかくRPMをつくったのでv0.6.0をインストールしてみました。
# cd /home/ikedaj/pacemaker-cloud/x86_64
# rpm -ihv pacemaker-cloud-0.6.0-1.fc16.x86_64.rpm
error: Failed dependencies:
pacemaker-cloud-core = 0.6.0-1.fc16 is needed by pacemaker-cloud-0.6.0-1.fc16.x86_64
pacemaker-cloud-libvirt = 0.6.0-1.fc16 is needed by pacemaker-cloud-0.6.0-1.fc16.x86_64
pacemaker-cloud-openstack = 0.6.0-1.fc16 is needed by pacemaker-cloud-0.6.0-1.fc16.x86_64
おい。結局、openstackとの依存関係はあるんかい。 そういやaeolusとかovirtはどこいったんだ。 依存関係、えらいっこちゃです。
# grep Requires pacemaker-cloud-0.6.0/pacemaker-cloud.spec.in
Requires: %{name}-core = %{version}-%{release}
Requires: %{name}-libvirt = %{version}-%{release}
Requires: %{name}-openstack = %{version}-%{release}
BuildRequires: autoconf
BuildRequires: automake
BuildRequires: glib2-devel
BuildRequires: dbus-glib-devel
BuildRequires: libxml2-devel
BuildRequires: libqb-devel
BuildRequires: pacemaker-libs-devel
BuildRequires: libtool-ltdl-devel
BuildRequires: qmf-devel
BuildRequires: libxslt-devel
BuildRequires: libmicrohttpd-devel
BuildRequires: systemd-units
BuildRequires: libcurl-devel
BuildRequires: python-nova
BuildRequires: python-glance
Requires: python-daemon
Requires: python-qmf
Requires: qpid-cpp-server
Requires: oz > 0.5.0-1
Requires: %{name}-core = %{version}-%{release}
Requires: %{name}-core = %{version}-%{release}
Requires: openstack-nova
Requires: python-nova
Requires: openstack-glance
Requires: python-glance
しょうがないのでopenstackナントカたちもインストールしました。
# yum install openstack-glance
# yum install openstack-nova
めんどくさくなってきたので、とりあえず全部インストールしました。
# rpm -ihv pacemaker-cloud-*
Preparing... ########################################### [100%]
1:pacemaker-cloud-core ########################################### [ 20%]
2:pacemaker-cloud-libvirt########################################### [ 40%]
3:pacemaker-cloud-opensta########################################### [ 60%]
4:pacemaker-cloud ########################################### [ 80%]
5:pacemaker-cloud-debugin########################################### [100%]
ブローカーを起動させます。
# systemctl start pcloud-cped.service
v0.5.0でつくったデモが動くかなー。
# pcloudsh deployable_start dep01
ゲストの起動は成功しましたが、ゲストに定義したリソースが起動しませんでした。 ノード故障を発生させても無反応でした。 (´・ω・`) まだ設定が甘いんだな…。
v0.5.0のデモは「別冊あんどりゅーくん」でご紹介する予定です。 試してみたことは、このリンクとほとんど同じことなのでこちらも参考にしてください。 「クラウド」とか偉そうなこといってるけど、まだv0.5.0だからたいしたことはできませんよーだ。
ところで、Pacemaker Cloudの環境構築を行う際は ホストに pacemaker-cloud、ゲストに matahari, resource-agentsをインストールします。 ホストの pcloud-qpidd.service をブローカ、 ゲストの matahari-host.service, matahari-service.service をエージェントとして Qpid Management Framework(QMF)に準拠したメッセージが Advanced Message Queuing Protocol (AMQP) を使用してやり取りされます。 そして!我らがStevenくん曰く! 「MQじゃなくて!sshでノードとかリソースとかの状態を監視するっていうのもアリじゃね!」 というわけで、こちら。 Adding second monitoring method to Pacemaker Cloud – sshd
ノードの生死確認はuptimeを使ったりしています。 v0.7.0から利用可能な機能です。 3. ANNOUNCE Release of libqb 0.9.0
libqbのversion 0.9.0が1月26日にリリースされました。 libqbとは、ロギングやトレース、プロセス間通信、ポーリングなどの機能を 提供するライブラリです。 corosyncやpacemaker 1.1系, pacemaker-cloudもlibqbを採用しています。
4. Upcoming schedule for Needle 2.0.0 release
リリース情報ではありませんが、Corosync 2.0.0に向けたスケジュールが公開されています。
Alpha January 17, 2012 version 1.99.0
Beta January 31, 2012 version 1.99.1
RC1 February 7, 2012 version 1.99.2
RC2 February 14, 2012 version 1.99.3
RC3 February 20, 2012 version 1.99.4
RC4 February 27, 2012 version 1.99.5
RC5 March 6, 2012 version 1.99.6
Release 2.0.0 March 13, 2012 version 2.0.0
ころちゃん v2、三月にでるのか!まじですか…。
5. DRBDのバージョンについて
こちらもリリース情報ではありませんが、DRBDのバージョン情報です。 Linux-HA Japanのメーリングリストで「DRBD 8.3.8を使用しています」という環境での 不具合について何点かお問い合わせをいただいているのですが 最新版は、8.3.12です。 8.3.8でもまあ動きますけど、できれば最新版にアップデートしてください。
DRBDのソースコードはこちらからダウンロードできます。 http://oss.linbit.com/drbd/
8.4.xは開発版なので、現状ではおすすめしません。 新規機能も追加されているので、8.4系でなければ実現できないこともありますが 個別の機能についてはメーリングリストに問い合わせていただければ、できるだけ回答いたします。
8.4系の主な新規機能は下記三点です。 (1) 複数リソース(最大65536)の同期処理に対応(8.4.0) (2) read-balancingパラメータの追加(8.4.1) (3) Linux 3.2 kernelへ対応(8.4.1)
開発中のソースコードはこちらからダウンロードできます。 drbd 8.3 git drbd 8.4 git
DRBDの開発元であるLinbitは2012年12月までDRBD 8.3をサポートする (We will support DRBD-8.3 until December 2012.)と発表しています。
6. Report: High Availability and Distributed Storage miniconf at LCA 2012
オーストラリアで行われたLCA 2012のレポートです。 参加された方のお話によると、「OSCのオーストラリア版みたいな感じ」らしいです。 会場までの移動が結構大変だったということですが 多摩モノレー、いえ、なんでもありません。 興味のある方はリンク先の動画で雰囲気をあじわってみてください。 知恵袋
Pacemakerのメーリングリストに 「IP Range Failover with IPaddr2 and clone / globally-unique=”true”」 という投稿があって、ちょっと楽しそうだったので試してみました。
IPaddr2 RAのunique_clone_addressパラメータの使い方です。 複数のIPアドレスを自動的に割り振れちゃうっぽいです。
作成したcrmの設定ファイルはこちら。
# cat unique_clone_address.crm
property \
no-quorum-policy="ignore" \
stonith-enabled="false" \
startup-fencing="false" \
crmd-transition-delay="2s"
rsc_defaults \
resource-stickiness="INFINITY" \
migration-threshold="1"
primitive ClusterIP ocf:heartbeat:IPaddr2 \
params \
ip="192.168.200.10" \
nic="bond0" \
cidr_netmask="24" \
unique_clone_address="true" \
op start interval="0s" timeout="60s" on-fail="restart" \
op monitor interval="10s" timeout="60s" on-fail="restart" \
op stop interval="0s" timeout="60s" on-fail="block"
clone CloneIP ClusterIP \
meta globally-unique="true" \
clone-node-max="33" \
clone-max="33"
clone-node-maxとclone-maxの「33」という数字には深い意味はないです。 2ノード構成だったので、奇数だとどうなるかなと思っただけです。 ここで素数がどうこういいだすほど、数字に対するこだわりはないです。 IPaddr2のunique_clone_addressパラメータ、cloneのglobally-uniqueパラメータが今回のポイントです。
では、設定ファイルをクラスタに反映します。
# crm configure load update unique_clone_address.crm
どれどれ…。
# crm_mon -1 ============ Last updated: Mon Jan 30 18:11:48 2012 Stack: Heartbeat Current DC: node02 (22222222-2222-2222-2222-222222222222) - partition with quorum Version: 1.0.11-1554a83db0d3c3e546cfd3aaff6af1184f79ee87 2 Nodes configured, unknown expected votes 1 Resources configured. ============ Online: [ node01 node02 ] Clone Set: CloneIP (unique) ClusterIP:0 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:1 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:2 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:3 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:4 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:5 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:6 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:7 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:8 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:9 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:10 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:11 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:12 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:13 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:14 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:15 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:16 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:17 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:18 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:19 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:20 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:21 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:22 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:23 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:24 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:25 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:26 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:27 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:28 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:29 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:30 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:31 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:32 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01
だっはっは!なんぞこれwwwうけるwww
# ip addr show | grep bond0 2: eth2: <BROADCAST,MULTICAST,SLAVE,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast master bond0 qlen 1000 3: eth3: <BROADCAST,MULTICAST,SLAVE,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast master bond0 qlen 1000 8: bond0: <BROADCAST,MULTICAST,MASTER,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc noqueue inet 192.168.200.43/24 brd 192.168.200.255 scope global bond0 inet 192.168.200.22/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.20/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.10/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.24/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.12/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.26/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.30/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.28/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.32/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.38/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.34/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.36/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.40/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.42/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.14/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.16/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0 inet 192.168.200.18/24 brd 192.168.200.255 scope global secondary bond0
ipパラメータに設定した「192.168.200.10」の第四オクテットに cloneのID(コロンのあとの数字)が加算されたIPアドレスが割り当てられていますね!
じゃあ、ちょっと一個ぶっこわしてみましょう。
# ip addr del 192.168.200.18 dev bond0
# crm_mon -1 ============ Last updated: Mon Jan 30 18:13:01 2012 Stack: Heartbeat Current DC: node02 (22222222-2222-2222-2222-222222222222) - partition with quorum Version: 1.0.11-1554a83db0d3c3e546cfd3aaff6af1184f79ee87 2 Nodes configured, unknown expected votes 1 Resources configured. ============ Online: [ node01 node02 ] Clone Set: CloneIP (unique) ClusterIP:0 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:1 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:2 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:3 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:4 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:5 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:6 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:7 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:8 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:9 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:10 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:11 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:12 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:13 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:14 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:15 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:16 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:17 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:18 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:19 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:20 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:21 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:22 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:23 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:24 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:25 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:26 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:27 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:28 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:29 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:30 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 ClusterIP:31 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:32 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node01 Failed actions: ClusterIP:8_monitor_10000 (node=node01, call=68, rc=7, status=complete): not running
お。ClusterIP:8さん、ちゃんとフェイルオーバした。
では、node01のクラスタを停止します。
# service heartbeat stop
# crm_mon -1 ============ Last updated: Mon Jan 30 18:14:17 2012 Stack: Heartbeat Current DC: node02 (22222222-2222-2222-2222-222222222222) - partition with quorum Version: 1.0.11-1554a83db0d3c3e546cfd3aaff6af1184f79ee87 2 Nodes configured, unknown expected votes 1 Resources configured. ============ Online: [ node02 ] OFFLINE: [ node01 ] Clone Set: CloneIP (unique) ClusterIP:0 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:1 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:2 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:3 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:4 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:5 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:6 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:7 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:8 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:9 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:10 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:11 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:12 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:13 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:14 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:15 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:16 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:17 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:18 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:19 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:20 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:21 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:22 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:23 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:24 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:25 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:26 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:27 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:28 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:29 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:30 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:31 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02 ClusterIP:32 (ocf::heartbeat:IPaddr2): Started node02
全部、node02に移動しました。 こういうの、試しにちょっとやってみる分には楽しいですね。 実環境でこんなcrm_monみるのはなんかちょっとやだな…。 ちなみに、複数のIPアドレスを設定する場合はネットマスク(cidr_netmaskパラメータ)にも注意してください。
では、今月はこれにてどろん!εεεεεヾ(*´ー`)ノ
なにぬぬるぬれね